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現代の大学の研究事情

大学生活を始めてから

まず、学部を選ぶところからの注意点を解説させていただきたいのですが、それは「進学した学部や学科で将来の進路がほぼ決まる」というものです。
つまり「電子工学部」を選んだなら、将来は電子工学の研究や技術開発を行うとみなされますから、軌道修正が難しくなります。
そのため、最初の選択が特に重要となることを忘れないようにしてください。
また、大学在学中は「目標」を常に設定しましょう。
工学部は要求される知識がとても多く、尚且つ自分自身でそれを習得する精神が求められるので、受身でいるとあっという間に置いてかれてしまうためです。
と言ってもあまり肩肘を張らずに「分からないことはすぐに聞く」や「集中できる空間を確保する」といった基本的なことをしっかり守りつつ、学生生活を楽しむのが良いでしょう。

大学を卒業してから

大学を卒業してから先のことですが、こちらについては先に挙げたように、自分が選択した学部や学科によって、ほとんど最初から決まっているといっても良いでしょう。
ただ、企業はさまざまな形で存在するので、そういった意味では選択肢はあります。
例えば「自分は大学で最新レベルの電子工学を学んだが、これを小さめの企業に持ち込んで、即戦力の技術者として現場第一で働きたい」ということであれば、中小企業の方が向いていますし、逆に「自分は常に最先端の技術を疲労している大企業に就職して、そこの研究開発部門で研究に没頭したい」ということであれば、もちろんその企業に就職することが第一ですが「研究」を中心に置きたいのであれば、外部企業との連携に積極的な他大学の研究職に就く、大学院に進学して大学研究者を目指す、といった選択肢も考えられます。


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